Bambu Lab A1 Comboを買うと、次に気になるのが Bambu Studio です。
3Dプリンター本体は届いた。
フィラメントもある。
でも、いざ印刷しようとすると、
「このBambu Studioって何をするソフトなの?」
となりますよね。
初心者なりに調べてみたところ、Bambu Studioはざっくり言うと、3Dモデルを3Dプリンターで印刷できる形に変換するソフトです。
もっとかみ砕くと、
3Dプリンターに“どうやって作るか”を教えるための準備アプリ
という感じです。
Bambu Studioで何ができる?
Bambu Studioでできることは、思ったより多いです。
主な役割はこのあたり。
- 3Dモデルを読み込む
- モデルの大きさや向きを調整する
- 印刷に必要な設定を選ぶ
- サポート材を付ける
- 印刷時間やフィラメント量を確認する
- A1 Comboへ印刷データを送る
- AMS liteを使った多色印刷の設定をする
- 印刷中の様子を確認する
つまり、Bambu Studioはただの「送信ボタン」ではなく、印刷前の作戦会議をする場所です。
料理で例えるなら、3Dモデルがレシピ、3Dプリンターが調理器具、Bambu Studioは「材料の切り方・火加減・焼き時間」を決めるアプリみたいなものです。
そもそも“スライス”って何?
Bambu Studioを調べると、よく出てくるのが スライス という言葉です。
最初はちょっと難しく見えますが、意味はシンプルです。
3Dプリンターは、立体物を一気に作るのではなく、下から一段ずつ積み重ねて作ります。
そのため、Bambu Studioが3Dモデルを薄い層に分けて、「1段目はこう動く、2段目はこう動く」とプリンター用の道順に変えてくれます。
この作業がスライスです。
つまり、スライスとは
3Dモデルを、プリンターが読める作り方メモに変えること
です。
Bambu Studioの基本機能
Bambu Studioの公式GitHubを見ると、主な機能として、スライス、印刷データの確認、複数プレート管理、遠隔操作・監視、自動配置、自動向き調整、サポート、マルチカラー印刷、色塗りツールなどが紹介されています。
初心者目線で見ると、特にありがたいのはこの5つです。
1. プリンターと材料の設定が選びやすい
A1 Comboを使う場合、プリンターの種類としてA1を選び、フィラメントにPLAなどを選びます。
ここが最初からBambu Lab向けに整っているのが大きいです。
他の汎用ソフトだと、プリンターごとの細かい設定を自分で調整する必要がありますが、Bambu StudioはA1用の設定が用意されているので、初心者にはかなり安心です。
2. モデルを自動で並べられる
複数の小物を印刷したいとき、自分で配置を考えるのは地味に面倒です。
Bambu Studioには自動配置の機能があるので、印刷できる範囲の中にモデルをうまく並べてくれます。
「とりあえず置いてみたら、ベッドからはみ出してた」みたいな初心者あるあるを減らせそうです。
3. サポートを付けられる
3Dプリンターは、空中にいきなり材料を出すのが苦手です。
たとえば、腕を広げたフィギュアや、横に飛び出した形は、そのままだと下に垂れてしまうことがあります。
そこで使うのがサポート材です。
サポート材は、印刷中だけ支える“足場”のようなもの。
完成後に取り外します。
Bambu Studioでは、通常サポートやツリーサポートなどが使えます。初心者はまず自動サポートに任せて、慣れてきたら必要な場所だけ調整するのが良さそうです。
4. AMS liteで多色印刷ができる
A1 Comboの魅力といえば、やっぱり AMS lite です。
AMS liteは、複数のフィラメントをセットして、色を切り替えながら印刷できる仕組みです。
Bambu Studioでは、モデルに色を割り当てたり、色を塗るように設定したりできます。
キャラクター小物、ロゴ入りパーツ、色分けした収納ラベルなどを作ると楽しそうです。
ただし、多色印刷は色を変えるたびに少し材料を捨てる動きが入るため、単色印刷より時間もフィラメントも使いやすいです。最初から多色で攻めすぎるより、まずは単色で成功させてからが良さそうです。
5. 印刷前にプレビューできる
スライス後に、Bambu Studio上で「どういう順番で印刷されるか」を確認できます。
これがかなり大事です。
印刷時間、使うフィラメント量、サポートの付き方などを見てから印刷できます。
初心者ほど、印刷ボタンを押す前にプレビューを見るクセをつけたほうが良さそうです。
基本的な印刷手順
A1 ComboでBambu Studioを使う流れは、だいたいこんな感じです。
- Bambu Studioを開く
- プリンターをA1に設定する
- フィラメントを選ぶ
- STLや3MFなどの3Dモデルを読み込む
- 大きさ・向き・配置を確認する
- 必要ならサポートを入れる
- スライスする
- プレビューで印刷時間や状態を見る
- 問題なければA1 Comboへ送信する
- 印刷開始
最初は設定項目が多く見えますが、基本は
読み込む → スライスする → 確認する → 印刷する
の4ステップです。
初心者におすすめの印刷方法
初心者が最初にやるなら、私はこの方法がいちばん良さそうだと思いました。
PLAフィラメントを使って、単色で、0.20mm Standard設定から始める。
理由はシンプルです。
PLAは扱いやすく、反りにくいと言われているので、最初の成功体験を作りやすいです。
そして0.20mm Standardのような標準設定は、速さときれいさのバランスが取りやすいです。
いきなり細かすぎる設定にすると時間が長くなりますし、いきなり速すぎる設定にすると仕上がりが荒れるかもしれません。
まずは標準設定で「ちゃんと印刷できる感覚」をつかむのが大事そうです。
最初から多色印刷しないほうがいい?
A1 Comboを買ったら、多色印刷を試したくなります。
これはめちゃくちゃ自然です。私もたぶん最初にやりたくなります。
ただ、初心者が最初の1回目から複雑な多色モデルに行くと、失敗したときに原因がわかりにくくなります。
モデルが悪いのか。
色替えが多すぎるのか。
サポートが合っていないのか。
フィラメント設定が違うのか。
原因が増えすぎるんです。
なので最初は、単色の小物がおすすめです。
たとえば、ケーブルホルダー、コインケース、簡単なスタンド、テスト用の小さいモデルなど。
単色でうまくいったら、次に2色。
2色で慣れたら、3色・4色。
この順番のほうが気持ちよくステップアップできそうです。
Bambu Studioで気をつけたいポイント
初心者が特に見ておきたいのは、次の3つです。
1つ目は、プリンター設定。
A1を使うなら、ちゃんとA1用の設定になっているか確認します。
2つ目は、フィラメント設定。
PLAなのにPETG設定になっている、みたいなミスは避けたいところです。
3つ目は、サポートの有無。
宙に浮いた形があるモデルなのにサポートなしだと、印刷が崩れる可能性があります。
難しい設定をいじる前に、まずこの3つだけ確認するのが良さそうです。
まとめ:Bambu Studioは“印刷前の司令塔”
Bambu Studioは、3Dモデルを印刷できる形に変換し、A1 Comboへ送るためのソフトです。
できることは多いですが、初心者が最初に覚えるべき流れはシンプルです。
モデルを読み込む。
置き方を確認する。
スライスする。
プレビューする。
印刷する。
この流れだけでも、まずは十分楽しめそうです。
A1 Comboを買ったばかりなら、最初はPLAの単色印刷から始めるのがおすすめです。
理由は、失敗の原因を減らせて、成功体験を作りやすいから。
AMS liteの多色印刷はかなり魅力的ですが、まずは単色で「Bambu Studioってこう使うんだ」と感覚をつかむ。
そのあとで2色、3色と広げていくのが、初心者にはいちばん気持ちよく楽しめる流れだと思います。
Bambu Studioは、最初こそ少し画面が難しく見えます。
でも実際には、A1 Comboとかなり相性よく作られた“印刷前の司令塔”みたいな存在です。
これを使いこなせるようになると、3Dプリンターはただの機械ではなく、
「欲しいものを自分で作れる道具」
に近づいていきそうです。

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